どうも、加藤直ノ助です!
今回は酷道巡りするつもりが、登山になってしまった話を書いていくよ。
お盆は混んでるから何もできない?
それはきっとアレだよ、皆と同じ事をしようとしているからだよ。
皆が夏にはやりたがらない事をすれば独り占めできるって訳ですよ。
だから私は山に登る!
京都府道782号醍醐大津線
酷道や腐道についてはこちらをどうぞ
以前腐道巡りをすると宣言したものの、週末に限って雨が降ったり、他の予定が入ったりですっかりフェードアウトしかけてましたが、しっかり行ってきました。
結論を言うと、めちゃめちゃハードでした。
醍醐駅と醍醐の街並み
京都は山科を少し南に下ったところに醍醐という街があります。
開発が進んでいて結構キレイな街です。
普通の人はショッピングだろうが、俺は腐道に行くぜ!
私は酷道巡りがしたかっただけ
醍醐駅から東の方へ歩きます。
左手に国宝の醍醐寺が見えてきたら道が合っています。
ところで、この道を抜けた先は滋賀県で滋賀県っていうのは四方が山で囲まれた都道府県なんだ。
つまり私は・・・
この山を越えないといけない。まじで?
酷道の入口
先程の写真の奥、駅から15分くらい歩いたところで入口が見えてきます。駅チカ酷道ですね。
ご丁寧に注意書きしてくれています。
でも遅くない?もう入口見えちゃってるよ?
(あの山越えるんだよな・・・)と不安と絶望を抱えていますが、酷道を走破したいという欲の方が勝ってしまったようです。
そして車でよく酷道巡りを私からしたらこういう看板は嘘っぱちな事が多いです。
多少険しいだけで通れたりするんです。
ホラ、車も来てるしさ。
(法律的に)車両通行止め
何だか、趣のある建物ですね。
さっきの車がここから出てきて、この先はどうなってるか分からないとは考えないでおこう。
修行場だそうです。
修行って結構山奥でするイメージだったんですが、結構ふもとの方です。
なんなら電波もあるしTwitterしながら修行できそうだよ?
しばらく歩いた先に何かありました。
看板に何か書いていますね。なんだろう?
免許を持ってない人に説明しておくと車とバイクは通っちゃダメだよ。って標識です。
ついに法律を駆使してまで通行止めだと主張してきました。
まず取り締まる警察もここへ来るには苦労する気がしますが・・・
本当に車では通れないのでしょうか?確かめてみましょう。
大丈夫、まだイケる。
四駆なら余裕です。それよりもすごい坂になっています。
でも写真ではイマイチわかりにくいですよね。
ヘッヘッヘ…地球は正直じゃねえか…
これは自分の立っているところにペットボトルを置いた写真です。
水の傾きでどれほどの勾配かわかると思います。
歩いててもしんどい。
(物理的に)車両通行止め
あぁもうダメだ
「頭文字D」顔負けのヘアピンカーブとエグれた地盤のせいで車両通行がかなり困難になっています。疑ってごめん看板。
ただし困難なだけで不可能ではないと言う事。それなりの装備と覚悟があれば走破できるかもしれません。(オフローダーはチャレンジ精神に溢れててドMです)
でも法律的に通れない事をお忘れなく。
運命の三叉路
醍醐駅から歩いて1時間程で過酷な区間は終わりました。
過酷な区間の終わりにはお地蔵さんが設置されています。
ここで道が三方に別れます。
私は醍醐三宝院方面からやってきました。
腐道782号線は上醍醐・岩間方面なのですが、正直ここからは坂がキツイとは言えグーグルストリートビューでも見られる地点なので徒歩で巡るには少し物足りないかもしれません。
私はあえて桜の馬場を経て牛尾観音方面へ向かいました。ちなみにアドリブ。
そしてここまでで懲りた方は来た道を引き返すのが最も早く帰れる方法です。
夢の跡へ
アスファルトは歩きやすい。足への負担が全然違う。
でもすごい坂。写真じゃわかりにくいけど、すごい坂にすごいカーブ。ドリフトとかできそう。
チラッとだけ見えた景色。
山科の街を一望できます。
この先には今は潰れちゃったけど、ゴルフ場があります。
私はゴルフにはあまり興味がないのですが、基本的にゴルフ場までの道ってワインディングロードですよね。
ゴルフ上手い人みんな走り屋になれそう。
旧ゴルフ場はソーラー発電所として利用されています。
うおおおおおソーラーパネル畑だあああああ!!
ここまで大量にソーラーパネルが並べられていると美しささえ感じます。
これのために登る価値もあるかもしれません。
ここからが本当の地獄
地獄の門
うん、なんかシカとか居たよ。
喧嘩っ早いシカじゃなくてよかったです。
とりあえず門を開けて渡りましょうか。
車はもう完全に通れないね。
道とかそういうのじゃなくて登山になりつつあるよぅ・・・
道は真ん中が陥没しています。
真ん中は私の足が入らないほどのV字なので歩くには疲れるため、なるべく削れてないところを歩きます。
時には助走つけて飛んだりします。
あれだよ、SASUKEみたいになってる。
スピード感が大事になるコースでした。
(私は何しにここへ来たんだっけ…)
成れの果て
あっ!車が見える!
俺は助かったんですね!やったー!
少し心細かったから人に会いたかったんですよ。
成れの果てやないかーい!
当然人なんか居ません(車の中はよく見ませんでしたが)
ポジティブに考えるなら車で来られる場所って事です。まじで?
難所を楽に渡る方法
写真ではわかりにくいのですが、両端に私の背丈はあろうかという壁が出来上がっています。
さっきの車はここをクリアしたのか?猛者すぎるだろ・・・
ところで徒歩でも渡るのがしんどそうです。
こういった時は地面をよく見ましょう。
オフロードバイク兄貴達が残してくれた軌跡を元に渡りやすい道を選ぶことができます。
まじ感謝。
地獄からの解放
人里への帰還
モラル的には終わってるけど、不法投棄があるって事はふもとが近い!車でも通れる道って事ですね。
人里だああああ!!
地図のない時代だったら間違いなく今晩は泊めてもらうよう頼み込んでいます。
無事生還できました。
運命の三叉路の反対側
私は右側からやってきて左側が腐道782号線です。進むとさっきのお地蔵さんの場所へ着きます。
ここまで来たら滋賀県に抜けるほうが早いので私は再び腐道782号線を手前に進みました。
街へ繰り出そう
この辺も京都市伏見区醍醐という住所だけど、今来た道から考えると京都なのに京都市内へ抜ける道が無いですよね。
っていうか日が暮れてきた。
完全に人の生活圏まで戻ってこられました。
なんだか、人間って恵まれてるな。っていう悟りを開いた思考になりました。
生還。
無事に駅に着きました。
数時間ぶりに触れる文明はどこか感動するものがありました。
あと、俺すげー汗だくだわ。
臭かったらまじごめん。
まとめ
今日は何食っても太らない気がする。
そしてきっと私の前世は飛脚だったと思う。
- 暑いので暑さ対策はしっかり。倒れても誰も助けてくれないよ。
- 携帯の電波(ドコモ)は一応入る
- ハチが多いので注意
ただ、酷道巡りをしたかっただけなのに気がついたら登山になっていました。
ほぼノープランのアドリブで登ったのですが、登山ナメてたら死にそうなので次からはしっかりします。しばらくしたくない
酷道を巡ろうとしたら登山になってたでした。
読んで頂きありがとうございました!